からっと晴れた、快適な陽気が続いています
昨日は山の畑で、ひとりで作業
満開のセンダンの花を眺めながらおにぎりをほおばっていたら
ふぁさっと羽音がして、枝にカンムリワシがとまりました
私を確認しましたが、とりあえずそんなには気にならないようで、
胸元をかいたり、突然鋭い目つきになって獲物を狙ったり
一度は地面にも降りました(空振りだったもよう)
そんな様子を双眼鏡で眺めながらお昼ご飯
「鳥見って、ひとりがいいなあ」と思うのはこんなときです
でなければ2~3人の少人数で。
鳥もあまり警戒せず、まあまあ近寄らせてくれることもあります
カンムリワシの登場で花鳥の世界となりましたが、
センダンが咲くといよいよ「うりずん」~潤い初め(うるおいぞめ)の季節
山は薄紫にけぶり
間近で見るとこんなに美しく気品のある花です
足元にはセンダン吹雪
秋には小さな実が鈴なりに実り、その実を乾燥させたものは生薬の「苦楝子(くれんし)」になります
樹皮は「苦楝皮(くれんぴ)」
果実は駆虫、鎮痛薬として、樹皮は駆虫薬として内服したり、疥癬などの皮膚疾患に用いられます
最近では、「センダンの葉から抽出した成分によって、がん細胞が自らを分解する自食作用を促すことを突き止めた」という研究結果も発表されています
センダンの抗がん作用を解明
ただ、センダンの葉には有毒な成分も含まれており、有効成分だけを抽出したエキスが健康食品として利用されています
センダンと同じ仲間にニームがあります
ニームの自生地ではニームの葉を食べたりニーム茶にして飲んだりもするようですが
センダンは有毒ですので混同しないよう、注意が必要です