東洋のバニラともいわれるパンダンリーフ。麝香(じゃこう)のような甘い草いきれのような、独特の香りで、東南アジア・インドでさまざまな料理の香りづけに使われています。
スリランカでは、”Rampe”、バングラデシュでは “Pulao Paata “、インドでは “Annapoorna leaves”と呼ばれ、ビリヤニほか数多くの料理に利用されています。お米と炊いてバスマティ・ライスの代わりにしたり、スリランカカレーにも欠かせないハーブですし、フレッシュなパンダンの葉から抽出したパンダン・エクストラクトは、その鮮やかな緑色と芳香をいかしたスイーツやカヤジャムが人気です。
また、単にお茶としても広く飲まれています。ベトナムでは乾燥させたパンダンのリーフティーがポピュラーで、緑茶やジャスミンの花とブレンドされていたりと種類もさまざま。その風味だけでなく、さまざまな薬効を期待して、健康茶として飲まれている側面もあります。
インドで700万人の顧客を持つオンライン・ファーマシー、Netmeds.com の記事
Pandan Leaves: Health Benefits, Nutritional Values, Therapeutic Uses, Dosage And Side Effects
によると、パンダンリーフにはビタミン、ミネラル、フェノール、配糖体、ケンフェロールなどの抗酸化物質が豊富で、高血圧、痛風、頭皮の感染症、発熱、2型糖尿病など、数え切れないほどの病気を改善する健康効果が期待されているそう。新陳代謝と免疫力を高め、抗がん、抗ウイルス、抗炎症特性を持ち、ヴァータのドーシャのバランスを整え、呼吸機能の促進や、関節痛の緩和にも。適量の摂取であれば副作用もなく、食後に一杯のパンダンティーで素晴らしい健康効果を享受できる、とあります。
次のような利用法も紹介されていました。
・パンダンヘアパック~頭皮のかゆみ、フケに
パンダンの葉をペースト状にし、ぬるま湯1/2カップと混ぜ合わせ、頭皮にまんべんなく塗る。タオルで包んで30分放置する。その後、水で洗い流すと、フケや頭皮の炎症のない、強く、サラサラの太い髪になる。
・パンダン湿布~関節痛に
パンダンの葉をオイルに浸けたインフューズドオイルを関節や筋肉の痛む部分にマッサージすると、関節炎や痛風の痛みや腫れを大幅に軽減し、骨の強さと健康を促進する。
などなど、パンダンリーフはアーユルヴェーダでもさまざまに活用されているハーブなのです。
なうひあでは石垣島で、農薬や化学肥料はいっさい使わずにパンダンリーフを育てています。フレッシュハーブとしても販売しておりますが、新鮮な葉を低温で乾燥・粉末にしたパンダンリーフパウダーもお届けできる運びとなりました。少しずつ溶いて手軽に使うことができ、ある程度の長期保存も可能。鮮やかな緑色と豊かな芳香はそのままにお楽しみいただけます。
お茶として、お料理やスイーツ作りに、ぜひお試しくださいね。