石垣島の二月は、本州の四月くらいの気候
あちこちでどんどん新芽が芽吹いています
みんな赤いので目立つのです
植物の赤ちゃんたち
その名もアカメガシワ 名前に「赤芽」がついています
グアバ
コウシンバラ
ノブドウ
山の畑で イヌビワかなぁ?
同じく山の畑に自生している木 名前は調べ中
では、なぜ新芽は赤いのでしょう?
一般社団法人 植物生理学会 みんなのひろば 植物Q&A
バラの枝の先にある芽(葉)が赤い色なのはなぜですか。
に回答がありました
若い葉に含まれている赤色はアントシアニンとよばれる色素。
若い葉は光合成を進行させるための葉緑体を作り上げている段階ですが、まだ、太陽光の強い光、太陽光に含まれている紫外線による害作用を防ぐことはできません。
ヒトが海水浴に行けば太陽光によって皮膚が日焼けでヒリヒリしますが、葉も同じように可視光、紫外線によって生ずる活性酸素による害作用を受けます。
若い葉はこれらの光による害作用を充分に防ぐことができないため、アントシアニンによって太陽光を遮り、葉緑体が害作用を受けないようにしていると考えられます(ヒトの皮膚の日焼けを防ぐための“日焼け止めクリーム”のような役割)。
しかし、葉が成長して、葉緑体に太陽光の害作用を防ぐ機能が充分に発達すると、アントシアニンによって太陽光を遮る必要がなくなるためにアントシアニンはなくなり、葉が緑に見えるようになります。
紫外線の強い石垣島では、この赤・紫・青の色素アントシアニンを、成長してもずっと残している植物が多くあります。
ハンダマ、紅芋、黒紫米、蝶豆(バタフライピー)の花、ローゼル…アントシアニンによる抗酸化作用たっぷりです
いったん根をおろしたら移動することができない植物は、こうしてみずからの体質を変化させることにより環境に対応しています
それが「植物が薬を作るしくみ」です