日に日に秋が深まってきて、気がつけばもう11月。小春日和の一日は、外で新鮮な空気を吸い太陽の光を浴び、自然のなかで過ごしたいですね。

そしてほんの少しの時間でも裸足になって、ふかふかの落ち葉におおわれた土を踏んだり砂浜を歩いたり…素足で大地に直接ふれるアーシング(グラウンディング)をしたいものです。
シンプルな健康法として多くの人に知られるようになったアーシング。

今はKindleでも読めますね。
大地と人間の電気的な関係を科学的に検証したアーシングの提唱者、Clint Ober によると、
・地球の表面には、移動可能な電子が無限に存在していて、私たちが歩く地面(湖や海も同様)には、自然にマイナスの電気が流れている。
・地面に体をつけると、体にかかっている静電気や外部からの電気を逃がすことができる。
・同時に体は自由電子の形でエネルギーの電荷を受け取り、地球の自然な周波数と同期する。
・アーシングできるもの
草・砂・土・土壌
植物と生きている木(特に湿った樹皮を持つもの)
砂利・岩石(土に触れているもの)
コーティングされていないコンクリート(水性コーティング剤を除く)
コーティングされていないレンガ(水性コーティング剤を除く)
水体(海、湖、小川など)

自然のなかで大地や海、川の水に直接ふれると、ざわついていた心が鎮まって穏やかな気持ちになったり、たまっていた疲れがすーっと抜けていったり、こんがらがっていた考えがすっきりとまとまったり…。そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
でも、これからどんどん寒くなっていくのに外で裸足になるのはちょっと厳しい…ですよね。そんなときにもお勧めのアーシングポイントをご紹介します。
手のひら? もちろん手のひらもいいです。いいのですが、じつはもっと素晴らしい体の場所に気づいてしまいました。地球との一体感を最高に感じられるところ。それは…
額、おでこ、眉間です。
これは、10年ほど前にアーシングという概念を知ってからいろいろ試してみて、その経験の中からわかったことです。
眉間は第三の目、サードアイチャクラ、第6チャクラのあるところ。第6チャクラは脳や松果体、神経に関係し、直感や感覚、ひらめきを司るチャクラです。
たとえば静かな海でスノーケリング中、うつぶせに浮かんだままじっと動かないでいます。額は直接海水にふれています。しばらくそうしていると、ゆっくりと波打つ潮のリズムに体が同調し、呼吸も潮のリズムに同期してきます。

その気持ちよさに「幸せだ、ありがとう」という思いが自然にわいてきて、感謝の気持ちでいっぱいになります。すると、更なる圧倒的な至福に包まれて、海に浮いていることも呼吸をしていることも意識の向こうにいってしまい、どんどん自分がなくなっていきます。
もちろんこの場合は全身で海水に浸り、重力からも解放されているのですが、仰向けに浮いているときよりうつぶせで額を海水に浸しているときのほうが力が抜けて没入しやすいように感じます。
またある朝、潮が引いて濡れた波打ち際を歩いた後、砂浜に座ってちょっとしたヨーガをしていたときのこと。額を砂浜につけて子供のポーズ【バーラ・アーサナ】をとり深呼吸をしていたら、またあの圧倒的な至福感が湧き上がってきたのです。

自分が小さな子供に還ってあたたかい胸に抱かれているような、母なる大地の慈愛に包まれている安心感。今この瞬間、ここに存在していることの有難さ…。その感動は思いがけなく、あまりにも突然やってきて、知らぬ間に涙があふれているのです。
そして、あるときは森で。存在感のある、見るからにオーラを放っている大木に出合うと、自然と足が止まります。植物は動物が生まれる何億年も前から地球に生きている存在。そのしっとりと湿った、あるいは苔むした幹肌に手や頬をあて、額を押し当てて、畏敬の念を伝えます。すると木からあたたかく力強いエネルギーの流れがやってきて、みなぎってくるのを感じます。それは、愛する人や動物をハグしたときに感じる、あの心落ち着く感覚と同じものです。木も人や動物同様生きているエネルギー体なのですから、当たり前のことなのですが。

最近は過剰すぎるほどの衛生観念が広がっていて、地面や木に額を押し当てるなんて…と怪訝に思う方もいらっしゃるかもしれません。また、あくまでも私の個人的な経験と感覚に過ぎません。ただ、興味がある、好奇心をそそられる、という場合は、試してみてはいかがでしょうか。
そんなアーシングで、地球の周波数と同期できたかどうか。それはもう、本当に簡単にわかります。ここまでお読みくださった方はもう気づいてらっしゃるかと思いますが…
それは、“圧倒的な至福感” です。たとえようもなく幸せな気持ち、喜びが湧いてくるかどうか。
自然と涙があふれてくるような感動と多幸感、安心感が湧いてくるのは、地球と共振共鳴しているからこそ。この共振共鳴の感覚は、人、動物、植物、星… すべてのエネルギー体と感じることができますね。
そしてもうひとつ大切なこと。それは、ただ受け取るのを待っているだけではなく、自分から愛と感謝の思いを伝えることです。難しいことではありません。だって、美しい自然の中にいたり、まぶしい朝日を浴びたり、さわやかな風に吹かれたり、神々しい日の出や荘厳な夕焼けを見たりすると、もう勝手に「なんてありがたい」という気持ちが湧いてきませんか? それを意識して心の中で言葉にするだけです。そうして自分から思いを言葉というかたちにして発信(発振)すると、何倍にも増幅されて返ってきます。本当に不思議とそうなのです。
アーシングは、地球との電気のやりとりだけではなく、「思いや意識も含めた周波数の同期、双方向の共振共鳴」だと私は思っています。電子も思いも目に見えないものですが、確かに存在しています。