
カレーになくてはならないスパイス、秋ウコン(鬱金・ターメリック)。古くからインドのアーユルヴェーダや中国の中医学で用いられ、日本でも室町時代以前の文献にその名前が出てきます。沖縄では16世紀の琉球王朝時代に専売制がしかれ、王府の財源として重要視されたといわれています。
主成分のクルクミン(ポリフェノールの一種)には、抗酸化、抗炎症作用、代謝促進、免疫力強化などの働きのあるという研究結果が出ています。また、がん、アルツハイマー、心臓病、うつ病の予防、術後の回復促進などにも役立つと報告されています。また、鮮やかなオレンジ色は染色にも使われます。
もっともシンプルなのは、生のすりおろしや乾燥粉末をお湯や水、お茶などに混ぜる飲み方。目安はお湯や水1カップに小さじ1/2。肝臓の代謝を助けるため二日酔いの防止に役立つことを期待して、焼酎の水割りやお湯割りに入れて飲む方も多いですね。
いっぽう、春ウコン(姜黄(キョウオウ)・ワイルドターメリック)は、秋ウコンにくらべてクルクミンが少ないかわりに、精油成分が豊富。認知症予防、がん抑制、免疫力強化、脳機能の向上などが期待されており、最近では発達障害の改善に関する臨床例が報告されています(『改訂 精神科養生のコツ』神田橋條治著/岩崎学術出版書)。
でも、ウコンは苦くて…、という方におすすめなのが、次のふたつのレシピ。秋ウコン、春ウコン、どちらでも応用できます。
ターメリック・レモネード
<材料>
レモンジュース 1カップ
ウコン粉末 小さじ1/2
はちみつ(メープルシロップ、黒糖でも) 大さじ1
ターメリック・ソイラテ
<材料>
豆乳 1カップ
ウコン粉末 小さじ1/2
はちみつ(メープルシロップ、黒糖でも) 大さじ1
<作り方>
材料を合わせてよく混ぜるだけ。小さな泡だて器やお抹茶用の数穂を使うとよく混ざる。粉っぽさが気になる場合は茶漉しで漉す。

どちらもとってもおいしいので、ぜひお試しを! 寒い時期なら温めてホットでどうぞ。チャイにいれても美味。
「ウコンはスパイス」という本来の使い方を考えれば、お料理などもっといろいろ応用できそうですね。秋ウコン粉末、春ウコン粉末、オンラインショップにご用意しております。
はじめまして(^^♪
ウコンレシピ、勉強になりました(^^)/
ぜひやってみたいと思います(^.^)
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tabisurueiyoushi 様
はじめまして。いいね! をありがとうございます。これはホントにシンプルなレシピなので、ほかにもいろいろアレンジできそうですよね。いいアイデアがありましたら、教えてくださいませ。
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