レモングラスで脳を活性化

ある午後、作業場に入ったら爽やかなレモンの香りに満ちていました。

そういえば…その日は午前中、乾燥済みのレモングラスの葉を2cmほどに切る作業をしていたのでした。レモングラスの葉は、芳香成分を保つために長い葉のまま乾燥・保管しており、ティー用に小さく切るのは少しずつにしています。

作業後もう数時間たち、切った葉も缶に収めて密閉しているのに、葉を切ったときの芳香成分が空気中に残って香っているのです。

このところ石垣島はどんよりとした天気が続き、その日もお日様は拝めず今ひとつ陰鬱な雰囲気だったのですが、レモングラスの香りでなんだか頭がスッキリして、軽やかな気分になりました。そして今更ながら、レモングラスのアロマのすばらしさを再確認したのです。

レモングラスは熱帯原産のイネ科の植物。唐辛子などの辛さを心理的に和らげるとして、タイ料理のトムヤムクンなど多くの料理に風味付けとして使われています。

レモングラスに含まれる芳香成分は7~8割をシトラール(ネラール、ゲラニアール)が占め、この成分がレモンの香りを体現しています。

シトラールの主な作用

・抗菌作用

・抗真菌作用

・抗炎症作用

・鎮痛作用

・代謝・血行促進

・鎮静作用

・脳の活性化

・集中力・記憶力を高める

鎮静作用のリラックスと、脳の活性化、集中力UPの作用は一見相反しているように見えますが、神経を研ぎ澄ませて集中するには深くリラックスしていることが必要です。目も覚めるようなパフォーマンスを発揮するスポーツ選手、囲碁や将棋の棋士など、皆、心の深いところは静まり返っています。いわゆる「ゾーン」に入った状態ですね。

柑橘系の香りは交感神経を刺激し、思考能力や運動能力、記憶力、集中力を高める働きがあるため、認知症の予防・改善にも効果が期待されています。

塩田清二氏(星薬科大学先端生命科学研究所 特任教授、塩田ライフサイエンス株式会社 代表取締役)の研究・実験によると、介護老人福祉施設の入居者にレモングラスの精油を使った芳香浴をしてもらったり、食堂に超音波加湿器を設置、レモングラスの精油を乳化させた水溶液やレモングラス細胞水(低温真空抽出法により抽出した植物の細胞内成分)を散布して吸入してもらったところ、周囲への関心、不安、幻覚、妄想といった精神症状や不眠が緩和され、認知症状の改善が見られたそうです。

レモングラスと認知症対策

レモングラスティーを煎じるとき部屋中に漂うレモンの香りを吸いこんだり、レモングラスのハーブウォーターを室内にスプレーすることでも、同様の効果が得られるはずです。

※なうひあのハーブウォーターは抽出時に精油を分離していませんので、精油成分もすべてオールインワンで含むハーブウォーターです。

蒸留直後は成分が乳化していて乳白色。
表面には精油が円形に浮いています。

レモングラスのハーブウォーターには収れん作用もあり、精油よりはるかに低刺激ですので、化粧水としてもお使いいただけます。

マスクをしなければならない時間が長い方は、酸素不足により頭がボーっとしたり、脳のセロトニン分泌が滞って不安やイライラが増幅する恐れが。できるだけマスクをはずし、戸外で新鮮な空気を吸うのがいちばんですが、室内でのちょっとしたブレイクタイムにレモングラスのハーブウォーターを顔の近くでスプレーするのもおすすめです。シトラールの香りに包まれて脳が活性化し、リフレッシュできますよ。

レモングラスウォーター、現在はアルミパウチ入りのみのご用意ですので、スプレー容器に移し替えてご利用ください。※近々100mlスプレー容器入りも販売予定です。

100mlアルミパウチ入り 1000円(税・送料込)

ティータイムにはレモングラスティーを。

レモングラスティー 20g 1150円(税・送料込)

バタフライピーのお茶もレモングラスと合わせると、お湯を注ぐだけですっきりと美味しくいただけます。

バタフライピーレモングラスブレンド 15g 1150円(税・送料込)

立春を過ぎたとはいえ、もうしばらくは寒い冬の日が続きます。冬期鬱になりがちなときも、レモングラスでリラックスして、気分を上げていけたらいいですね。

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