デリケートゾーンケアとタマヌオイル

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前回の記事、「おすすめ! オイルケア入浴」でご紹介した『ちつのトリセツ』。そこに書かれている、デリケートゾーンに関するとても大切なことについて。

最近、大人の女性の「尿もれパッド」やデリケートゾーンのかゆみを鎮める塗り薬などのTVCMをよく目にしませんか? 健康に関する番組では骨盤底筋を鍛える体操を勧めていたり…。若い女性でも、生理痛や性交痛、女性器の黒ずみや匂いなどで悩む人が増えていると聞きます。

親しい友達同士でも話題にしづらいけれど、じつは少なくないデリケートゾーンのトラブル。また特に自覚症状を感じていなくても、膣は知らない間に乾燥・萎縮し、干からびてカチカチに硬くなったりしていることがあるのだそう。更年期や閉経後はもちろん、年齢にかかわらず無理なダイエットや冷え性、長期間性行為がないなどの要因により、潤いと弾力が失われてしまいます。でもきちんとケアをすれば、かなり改善されるというのです。

膣のケアにより改善する身体の不調は、尿もれや便秘だけでなく頭痛、肩こり、腰痛、猫背、お尻のへこみ、子宮下垂、直腸瘤、巻き爪など多岐にわたり、そして心のありようにまで及ぶとのこと。女性器が硬くなると頭も硬くなり、記憶力がおとろえたりイライラや不定愁訴、精神的に不安定になるなど、さまざまな影響が出てくるのだそう。それはもちろん、お肌の輝きやうるおいとも関係しています。

若々しい心や柔軟な思考、美しい肌ともダイレクトにつながっている…。膣のケアが〝究極のアンチエイジング〟といわれるのも頷けます。その膣ケア、「会陰マッサージ」に重要な役割を果たすのがオイルケアなのです。

殻を割って取り出したタマヌの仁。この仁からオイルを抽出。

女性器にオイルを塗り込むオイルケアについては、膣炎の予防にタマヌオイルが伝統的に使われていることから以前より関心を寄せていました。膣のかゆみや灼熱感、におい、おりものに色がつく、量が多いなどのトラブルを起こす膣炎は、身体の防御機構が弱まるとかかりやすい感染症のひとつです。天然の抗菌性と抗ウイルス成分、抗生物質ラクトンの天然の状態であるカロフィロリードをもつタマヌオイルが膣炎の治療に有効であるという学術結果もあります。(膣炎治療におけるカロフィラム・イノフィラム Calophyllum inophyllum in vaginitis treatment: Stimulated by electroporation with an in vitro approach)。もちろん膣炎にもさまざまな要因がありますので、実際に症状が出たときは必ず医師の診察を受ける必要がありますが、何もトラブルがないときに予防的にオイルケアをすることは、理にかなっているのではないかと思います。

顔や首、デコルテなどお肌の乾燥や老化防止が気になるところにおすすめしているタマヌオイルですが、じつはデリケートゾーンのオイルケアにも最適なオイル。身体の内側からお肌を潤わせ、輝かせてくれます。ぜひ『ちつのトリセツ』を手にとられて、実践してみてください。オイルケアを行う頻度にもよりますが、毎日おこなえば1~2週間で効果を実感できます!

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