先月末から収穫を始めているローゼル、ハイビスカスティー。果実から種をとりのぞいた萼をホールのままドライにしました。ホールのローゼルティーはじんわりと抽出されますので、明るいルビー色の甘酸っぱいお茶になります。
赤いハーブティーとして人気のハイビスカスティーは、アオイ科 のローゼル Hibiscus sabdariffa という植物の果実(肥厚化した萼)を乾燥させたもの。
クエン酸、リンゴ酸、アミノ酸、ハイビスカス酸、ビタミンA、C、P(バイオフラボノイド)、鉄、カルシウム、カリウム、アントシアニンが豊富です。
ローゼルに含まれる植物酸やミネラルには、体内のエネルギー代謝や新陳代謝を高め、肉体疲労を回復させ、肌荒れやむくみをすっきりさせてくれます。
また、ポリフェノールのアントシアニンにより、眼精疲労にも役立ちます。
一杯につき1~2個をカップに入れて熱湯をそそぎ、数分おくと、徐々にルビー色に。時間をおくほどに色の濃さ、酸味ともに増していきますので、変化を楽しみながら味わうのもいいですね。ホットでもアイスでも、お好みで少量の甘みを足していただいても美味。
ローゼルは「洛神花」と呼ばれる薬膳の食材でもあり、お茶のほか、ジャム、ゼリーやお料理のソース、カクテル、天然の着色料など、幅広い用途に応用できます。
もちろんお茶をいれた後のローゼルもそのままお召し上がりいただけますよ。冷凍保存しておき、ある程度たまったらジャムにしても。
お茶をいれたあとのローゼルは、もどした干ししいたけのようにふっくら。
ローゼルの萼の表面にはごく細い毛のような白いトゲがありますが、お召し上がりいただくのに問題はございません。
もうしばらく収穫シーズンが続きます。