やっと晴れた三連休最終日は、新しく苗をおろす畑の準備。
ここもパイン畑のあと整地され、一度も耕作されたことのないところです。
耕運機をかけ、ごろごろ出てきた大きめの石を拾い、畝を作りました。
2本見える木はセンダン。すっかり葉を落としていますが、春には薄紫の小さな花をいっぱいにつけ、夏の初めにはクマゼミがあちこちにとまって大合唱します。
このセンダンも、実を苦楝子(くれんし)、樹皮を苦楝皮(くれんぴ)と呼ばれる生薬です。
苦楝子は煎じて鎮痛薬、ひび、あかぎれ、しもやけに。
苦楝皮は煎じて解熱、駆虫剤に、葉は除虫に使われました。
また最近では「センダンの葉から抽出した成分に、がん細胞のオートファジー(自食作用)を促し、最終的に殺す効果がある」という研究結果も出ています。
ただ、日本のセンダンは毒性が強いため、医薬品に指定されていない「葉」でも、扱い方によっては健康被害が出る危険も。葉をそのまま煎じて服用するのはコワイですね。