植物の微量栄養素

一般に栄養素は、多量栄養素と微量栄養素のふたつに分類されます。たんぱく質、脂肪、炭水化物の三大栄養素は多量栄養素。微量ながらも身体の発達や代謝機能を維持するために必要なビタミンやミネラルなどが微量栄養素です。

成分の単離、分類、分析を得意とする西洋医学によって、微量栄養素のさまざまな成分が特定されてきました。ビタミンなら脂溶性のビタミンA、D、E、K、水溶性のビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、葉酸、ナイアシン、ビオチン、ビタミンC。

ミネラルも多量ミネラルと微量ミネラルに分けられます。

多量ミネラルは、カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウム。神経細胞や筋肉細胞に電気的な興奮を伝えることで情報伝達や筋肉運動を行う機能に深く関与するため、電解質ミネラルとも呼ばれています。

微量ミネラルは、鉄、亜鉛、銅、マンガン、クロム、ヨウ素、セレン、モリブデン、コバルトをさし、コラーゲンの合成、炭水化物の代謝、体内の酸素の運搬などに関係しています。

また2000年以降、すべての生物のDNA情報であるゲノム配列がぞくぞくと決定され、生命科学の分野は劇的に発展し、生薬や漢方薬、植物成分の分野も飛躍的に進展しています。ポリフェノールなども研究が進み、今まであまり知られていなかった成分の薬効もどんどん科学的に明らかになっています。究極の分析が行われています。

これらの微量栄養素は、サプリメントや栄養ドリンクの成分表示などでよく目にされるでしょう。ただし、植物や動物、鉱物などに含まれる自然の成分ではなく、化学合成されたものである場合も少なくありません。自然のものから抽出したものでも、いったん単離した成分を配合するのが栄養ドリンク。植物に含まれる微量栄養素をそのままお茶にしていただくのが薬草茶です。

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ゲットウの花

ゲットウの種子は漢方生薬名を白手伊豆縮砂といい、芳香性健胃作用で知られている。近年の研究により、赤ワインの34倍ものポリフェノール成分が含まれていることがわかり、血流の促進、抗酸化作用によるアンチエイジング、脂肪燃焼作用によるダイエット、保湿作用、抗菌、抗アレルギー作用などによる美肌効果などでも注目されています。

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